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kin・map 第9地区 太陽 公演前取材

今週末に桐生市有鄰館(煉瓦蔵)で公演が行われるkin・map第9地区 【太陽】の稽古に伺ってまいりました!
今回の記事はこの【太陽】についての記事を書いて行きます!

前売りチケットはすでに完売とのことで、今回はこの舞台を見るにあたっての事前情報をメインに書いていきます。

【 作 】前川知大
【 演 出 】市村悟
【 出 演 】小池芙美香 飯島和敏 山口淳好 市村悟 樋田真太郎 松本拓 深町容子 小林豊 野口斉哲
【 スタッフ 】曽根一輝 吉田尚史 黒澤俊之 勝見由香 板谷智美 kscホールディングス
【 日 程 】2018年9月8日(土)18:30〜 9月9日(日)14:00〜

kin・mapとは - K(小林) I(市村) N(中島) 3人のユニット

伝劇倉庫の小林と、(劇)中島工務店の中島と市村がユニットを組み、2007年に結成。ユニット名は3人の頭文字からkin・mapと… 芝居のジャンルは主にストレートプレイ。また劇団ではないので、そのときに必要な役者、スタッフを集め、やりたい芝居をやりたいときに。(kin・map Twitterより抜粋)

昨年の「楽市灯座」【頭痛 肩こり 樋口一葉】は記憶に新しいかと思いますが、境総合文化センター・大ホールという大舞台を6人という少人数の登場人物にも関わらず、練度の高い役者陣とハイクオリティーな舞台装置で、樋口一葉の生涯を築き上げ、舞台を見た人に衝撃を与えた作品でした。一年経った現在でも、詳細が思い出せる程「楽市灯座」の公演に感動したのを覚えています。その演出を務めた市村悟さんが所属しているユニットがkin・mapです。

 

イキウメ【太陽】ー 第19回読売演劇大賞 最優秀演出家賞、大賞受賞作品

今回の公演【太陽】は2011年にイキウメで初演。第63回読売文学賞、第19回読売演劇大賞 最優秀演出家賞、大賞を受賞したのち、2014年に芸術監督・蜷川幸雄が「太陽 2068」として演出し、綾野剛や元AKB48の前田敦子が出演し話題を呼びました。2016年は小説版(KADOKAWA刊)が刊行され、イキウメによる再演、さらには『SR サイタマノラッパー』シリーズや『ジョーカー・ゲーム』で知られる入江悠監督による映画が制作されるといった、【太陽】づくしの年となりました。再演から約2年がたち、話題作を群馬で上演します!

物語のあらすじ ー 昼と夜に、別れてしまった未来。

物語の舞台は 21世紀初頭。バイオテロによって世界にはウイルスが蔓延。太陽の下では生きられないが、若く健康な肉体と高い知能を有する進化した新人類【ノクス(ホモ・ノクセンシス=夜に生きる存在)】。太陽の下で自由を謳歌しつつも、暮らしは貧しいままの旧人類【キュリオ(骨董的存在)】。昼と夜、2つの世界で生きる2つの人間が対立し、共存の道を模索するというSF作品。

キュリオ(骨董的存在)

登場人物:生田結 生田草一 奥寺純子 奥寺克哉 奥寺鉄彦

 

ノクス(ホモ・ノクセンシス=夜に生きる存在)

登場人物:曽我征治 曽我玲子 金田洋次 森繁富士太

キュリオからノクスに変異する方法が解明され、多くのキュリオがノクスへの変異を望み、キュリオの人口は目に見えて減っていきました。遂には、人口の割合は逆転し、ウイルス感染の危険があり、貧しい生活をしているキュリオの事をノクス達は次第に差別するようになりました。

多くのキュリオはノクスが多数を占める都市を離れ、四国へと移住しましたが、いまだ生田や奥寺のように故郷を離れずに貧しく暮らす人々もいた。

・・・というのがこの物語のあらすじとなります。

物語の基本となるキュリオやノクスの事情などの情報を予め知っておくと物語に入りやすくなると思います。

注目ポイント

今回の【太陽】に出演している役者陣は、演出兼役者の市村さんを始め、練度の高い役者陣で構成されています。そこに樋田さんや野口さん、小池さんといった若い役者陣も負けじと演技を磨いています。その総合的な演技力の高さから、見事に調和のとれた、完成度の高い舞台が見られるのではないでしょうか。

スライドショーには JavaScript が必要です。

また、桐生市指定重要文化財である桐生市有鄰館と【太陽】の雰囲気は相性が抜群!見た人を独特な世界の中に引きずりこんでくれること間違いなし!

 

来場上のご注意

今回、すでに前売券が売り切れております。

多くの来場者が見込まれ、混雑が予想されます。kin・mapの制作さんから次の点に気を付けていただきたいと承りました。

①混雑が予想される駐車場

桐生市有鄰館には無料駐車場がありますが、数に限りがあります。多くの方が駐車場を利用すると、詰め込み駐車となる可能性がありますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
駐車場の場所は下記のPDFファイルに明記されています。
無料駐車場(PDF 543.8KB)

万が一駐車場がいっぱいになってしまった場合は近くの市営駐車場(有料)がございます。そちらをご利用ください。

②整理券の配布

良い席は早く埋まってしまいます。当日は開場前から整理券を配布する予定となっています。良い席を確保されたい方は整理券の配布を狙うとよいと思います。

③当日券の販売は若干数

上記にもあるように、すでに前売券は完売しています。当日券を販売する予定ではありますが、すでにほとんどのチケットが売れてしまっているので、若干数しか販売できません。当日券をお求めのお客様は、場合によってはご入場をお断りさせていただく可能性がありますので、予めご了承いただけると幸いです。

以上の点をご注意の上、快適な観劇をお楽しみください!

出演者情報(9/6追加)

 

◆小池芙美香

学生時代に部活動で演劇を経験
今回の公演が初めてのアマチュア劇団への参加

◆飯島和敏

大阪で演劇をはじめる。
劇団暇だけどステキを旗揚げする。
現在も所属しながら作品を提供したりしている。
3年程前から群馬や足利の劇団に参加している。

◆山口淳好

足利市の劇団に所属後、フリーに
現在は足利市と近郊の劇団やユニットで活動中

◆樋田真太郎

健大高崎演劇部を卒業
今回の公演が初めてのアマチュア劇団への参加

◆松本拓

群馬県のアマチュア劇団stageWOWに参加、演劇を始める。
7作品に出演の後、劇団が解散。
2007年 モダンパイロットカンパニー第11回公演「夜をぶっとばせ!07」に客演。
2008-2014観劇専門の生活になる。
2015年 ユニット、青春ベルボトムに呼ばたことをきっかけに、一大決心をして演劇を再スタート。
青春ベルボトムVol.1「悪魔の唄」に参加。
2017年 天才ヒポザウルス·プロデュースVol.3 「大洗にも星はふるなり」に出演

◆深町容子

太田市の劇団で演劇を始める。
ミュージカル劇団に所属後、他の劇団や、ユニット等に参加しながら、群馬県内、足利市で、演劇活動をしている。
2017年「頭痛肩こり樋口一葉」に出演

◆野口 斉哲

東京にてアマチュア劇団に所属、その後フリーとして役者・照明として活動を行う。
現在は群馬、東京にて活動中。
2017年 劇団ザ・マルクシアター「イカス!」に出演

いよいよ、今週末に迫った公演が楽しみです。

公演前のお忙しい中、取材をさせていただきありがとうございました!

公演情報

kin・map 第9地区【太陽】
開演日時
2018年 9月 8日(土) 18:30 9日(日) 14:00
場 所
桐生市有鄰館(煉瓦蔵) 桐生市本町二丁目6番32号
料 金
前売:1000円  当日:1200円 ※PG12指定

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